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【1】 紅梅色/こうばいいろ 
 中古では冬から春(11月から2月)の色として愛好され、その服色は平安文学にしばしばあらわれる。
【2】 鴇色/ときいろ 
 「桃花鳥」と書かれることのある、今日では天然記念物の鴇。その体色は全体的には白色であるが、翼の内側や、風切羽、尾羽の基部が淡紅色になっており、飛行中にその色はみえる。
【3】 臙脂/えんじ 
 この色が一般色名になったのは明治時代以降で、色調は韓紅花に類する深紅色。
【4】 蘇芳/すおう 
 ギリシャの壷の色から、英名では「コリンス ピンク」などどいわれる。
【5】 小豆/あずき 
 この色は江戸時代から今日まで和服に愛用されており、英名では「アンティック ローズ」とよばれている。
【6】 琥珀色/こはくいろ 
 この色は松などの樹脂が埋れて出来た鉱石の色で、良質なものは透明な黄色であるが、多くは不透明な黄橙色である。
【7】 山吹色/やまぶきいろ 
 別名「黄金色」。平安文学には重色、織色としてよく登場する色である。
【8】 欝金/うこん 
 この色は派手で目立つことを好んだ江戸前期では、緋色についで愛用された。染色にも常用され、たくあんの色つけなどにも使われた。
【9】 鶯茶/うぐいすちゃ 
 「鶯色」を基調とした褐色味のオリーブ色。
【10】 鶸色/ひわいろ 
 鶸鳥の羽の色に因んで、黄に藍をうすくかけた、色票のような冴えた黄緑色をいう。
【11】 海松色/みるいろ 
 浅海の岩の上に生える海藻の一種、海松(別称みるめ)の色に因んだ、暗い黄緑色をいう。
【12】 苔色/こけいろ 
 その新鮮で落ち着きのある色調は大戦後の昭和20年代に愛好され、流行色となった。英名は「モス グリーン」。
【13】 若竹色/わかたけいろ 
 若い竹の色のような爽やかな緑色をいう。
【14】 青竹色/あおたけいろ 
 成長した青竹の色に因んだ、青みのさえた緑色をいう。
【15】 鉄色/てついろ 
 焼いた鉄肌の色のような、緑みの暗い青色をいう。
【16】 新橋色/しんばしいろ 
 明治の末頃、新橋の芸者の間で色票のような鮮やかな緑み青が流行した。
【17】 空色/そらいろ 
 晴れた空の色のような、明るい青色をいう。
【18】 瑠璃色/るりいろ 
 七宝の一つに数えられる玉石の色で、紫味の冴えた青色をいう。
【19】 群青色/ぐんじょういろ 
 英名「フォーゲットミーナット ブルー」。忘れな草の花色。
【20】 藤色/ふじいろ 
 浅い青みの紫で、別名「若紫」という。
【21】 菫色/すみれいろ 
 菫の花の色のような、艶麗な紫色をいう。
【22】 江戸紫/えどむらさき 
 杜若(かきつばた)の花の色に似た、濃艶な赤味の紫をいう。
【23】 銀鼠/ぎんねず 
 「錫(すず)」の色に似ていることから錫色ともいわれる。
【24】 墨色/すみいろ 
 この色は僧侶の常服の色として使われている。黒色に近い灰黒色である。

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