先日行ってきたパウル・クレー展より
気に入った作品を1点紹介

綱渡り師
パウル・クレー/カラーリトグラフ
あまり大きなサイズの作品はつくらなかったパウル・クレー
この作品もちょっと大きめのスケッチブック程度のサイズ
支持体(厚紙)への油彩転写です。※カーボン紙のカーボンを油のインクにして厚紙に転写したもの
4つの空間、それを構成する縦と横の線に意図的に合わせた素描のライン
綱の下に広がる動的な線の群れ
色合いからは少し不安定な印象を覚えますが、素描の線からはどこか軽快で、整えられた遊び心?みたいなものを感じます。
これはおそらく”楽譜”なんです。
クレーの家は音楽一族で、クレー自身も11歳でベルリンのオーケストラに籍を置くほどであり、結婚した妻もピアニストです。
クレーはこの線群にいろいろなメロディー(音)をこめているに違いありません。
この絵が伝えたいことは何なんだろう
渡り師が握る棒が上を向いていること、また渡り師の体が右上の空間に収められている点などからは、比較的前向きで明るい曲調をイメージしますが、
真実はこれらすべての線のなかに
パウル・クレー/カラーリトグラフ
あまり大きなサイズの作品はつくらなかったパウル・クレー
この作品もちょっと大きめのスケッチブック程度のサイズ
支持体(厚紙)への油彩転写です。※カーボン紙のカーボンを油のインクにして厚紙に転写したもの
4つの空間、それを構成する縦と横の線に意図的に合わせた素描のライン
綱の下に広がる動的な線の群れ
色合いからは少し不安定な印象を覚えますが、素描の線からはどこか軽快で、整えられた遊び心?みたいなものを感じます。
これはおそらく”楽譜”なんです。
クレーの家は音楽一族で、クレー自身も11歳でベルリンのオーケストラに籍を置くほどであり、結婚した妻もピアニストです。
クレーはこの線群にいろいろなメロディー(音)をこめているに違いありません。
この絵が伝えたいことは何なんだろう
渡り師が握る棒が上を向いていること、また渡り師の体が右上の空間に収められている点などからは、比較的前向きで明るい曲調をイメージしますが、
真実はこれらすべての線のなかに